システムエンジニアの勉強時間とは

出来るシステムエンジニアの勉強

システムエンジニアに求められる勉強時間

IT業界は非常に変化の激しい世界です。最新のトレンドに対応するためには、日頃からプログラミングを勉強してスキルアップを目指し続ける必要があります。それではシステムエンジニアにはどのくらいの学習時間が必要なのでしょうか？
インターネット上でITエンジニアを対象に実施したアンケートの結果から、なんと7割近くもの方々が週に5時間以上、月に20時間以上もプログラミングの勉強に時間を割いていることが判明しました。およそ月～金の業務終了後に毎日1時間程度勉強している計算になります。就業時間が長いことで有名なIT業界の仕事が終わった後にこれだけの時間を勉強にあてているのは驚くべき話です。多くのエンジニアがプライベートの大半をプログラミングに回しているのが実情なのです。

仕事を楽しめる人が優秀なシステムエンジニアになれる

しかし、「プライベートの時間をプログラミングの学習にあてることにストレスを感じるか」という質問に対しては、大半のITエンジニアが「NO」と回答しています。彼らは上司に指示されて嫌々やっているのではなく、自分の意思でプログラミングの勉強に携わっているのです。エンジニア職は労働集約型ではなく、知識集約型の職種です。能力こそが評価の全てであり、スキルアップを目指さなければとてもこの業界で生き残ることはできません。けれども、それを苦痛に感じる方はそもそもエンジニアの仕事に向いていません。経験が大きく物を言うシステムエンジニアは、やる気さえあればどなたにでもキャリアアップのチャンスがあります。唯一必要な才能があるとすれば、それは仕事を楽しむ気持ちです。自分のスキルを高める勉強を心から楽しんで続けられるかどうかが「出来るシステムエンジニア」になれるか否かの分岐点と言えるでしょう。

ビジネスとプライベートを合併させる利点

一般的に、プロはビジネスとプライベートの時間をきちんと分けるべきだと言われています。ビジネスはあくまでお金を稼ぐために我慢してやる苦行であり、休息のプライベートタイムに仕事を持ち込むことは良くないという考えが浸透しています。その点ではIT業界は非常に特殊です。月に20時間もプライベートの時間を削ってプログラミングの勉強をしている人など、エンジニア以外にはありえないでしょう。しかし、ビジネスとプライベートの同化は決して悪い事ではありません。むしろ、プライベートの時間にプログラミングに携わることで、仕事を趣味のような感覚で楽しめるようになるメリットがあります。ビジネスとプライベートを無理に切り離そうとすると、エンジニアにとっては逆にストレスになる恐れがあります。実りあるエンジニア人生を謳歌するためにも、知的好奇心を大切にしましょう。