読んだ本を仕事で実践

出来るシステムエンジニアの勉強

システムエンジニアの勉強は読書から

運動すればするほど筋肉が発達するように、頭脳もひたすら使い込むことで成長していきます。知識集約型の職種であるシステムエンジニアにとって、日々の勉強は絶対に欠かせません。空き時間のある時は、出来るだけたくさんの本を読んで知識を習得するように心掛けたいものです。とはいえ、多忙な社会人にゆっくり読書にふけっている時間はありません。本を読むときは一字一句じっくり目を通すのではなく、重要な箇所のみを重点的にチェックするようにしましょう。なんだかもったいないような気もしますが、適度に飛ばしながら読むことで効率的に学習を進められるようになります。システムエンジニアはプログラミングに関する幅広い知識を求められるため、Java、C言語、Rubyなど様々な文献に手を伸ばしてみましょう。それまで知らなかったテクニックに触れることで、新たな世界が見えてくるはずです。

インターネットも有効活用しよう

せっかくIT業界に携わっているのですから、勉強の際にもインターネットを利用すべきです。検索エンジンテクノロジーの発達している現代、自分の知りたいキーワードを入力して検索すれば、膨大なネット上の情報の中からいくつかの候補が絞り込まれます。一冊一冊手にとって読むより圧倒的に手軽ですし、コストがかからないという利点もあります。ただし、インターネット上で公開されている情報にはエキスパート向けのものが多く、全くの初心者が参照するには若干ハードルが高いかもしれません。また、業務に役立つ知識を得ようとすると大概海外の情報サイトにたどり着くため、必然的に語学力も求められます。インターネットでの学習は、自分の知識の補強目的で利用すると良いでしょう。

得た知識は現場で実践しよう

本やネットで覚えた知識は、機会があれば現場で実践してみることをお勧めいたします。どんなに勉強しても、その知識を実際に業務に役立てることが出来なければ意味がありません。うろ覚えの記憶をスキルとして定着させるためには、多少強引でも実際に自分の手を動かして試してみるのが一番手っ取り早いのです。もちろん、無謀な行為は慎むべきです。中途半端な知識を駆使して歪なコードを組み上げられても、共同作業している他のメンバーは困ってしまいます。業務に支障が出て泥沼の事態に発展してしまうのを避けるためにも、少なくとも多忙な時期に実践するのはやめた方が良いでしょう。出来れば、何かあった時に相談出来る先輩の指導を仰ぎながら実践したいところです。どんなに濃密な参考書よりも、直接教えてくれる人間の方が遥かにスキルアップに役立つ教材なのです。